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きりぎりすぴ〜く 37

 ※地元語のまま会話を表記。
 父=きりきり父さん 母=きりきり母さん ま=きりまゆん

両親ときりまゆんが夕食中。

父:「どうなったやら、オラおかしい」
きりきり父さんは、お腹をさすりながら云い出した。
ま:「どうしたんけ?」
父:「ちっとも腹いっぱいにならんがよ」
またかと思った。
父:「オラ、病気だわ」
そう云うと立ち上がり、居間にある仏壇の扉を開けた。
母:「何しとんがいね?」
仏壇の扉できりきり父さんが隠れ、きりきり母さんには見えない。
ま:「仏壇に向かって、手ぇ合わせとるわ」

仏壇の前と台所を数回行ったり来たりした後、今度は外へ出て行く
ので、慌てて追いかけた。御飯をねだりに他所宅へ行くかと焦った
けれど、きりぎり巣隣のお地蔵さんに手を合せていた。

ま:「どうしたん、父さん? 御飯食べとる最中だよ?」
父:「おお。御飯食べとるがに、腹が膨れんがよ」
ま:「それで、手合せとるが?」
父:「おかしい。腹、膨れんもん。病気だわ」
ま:「腹が膨れた信号が、頭に送れなくなってる病気だからだよ」
もしかして、また病院へ連れて行けと騒ぐのかと懸念して、そんな
説明をしたけれど、理解してくれる訳でもなく、再び仏壇の前へ。

母:「茶碗に御飯残っとるよ。充分拝んだから、もう食べられ」
父:「な〜ん。拝んどる訳じゃないがよ。腹、膨れんがよ」

今夜はいつもと違う様子の、きりきり父さん。
でも仏壇とお地蔵さんに手を合せるのは、諌めるのもバチ当たりな
気がして、寝付いてくれるまで、また長い時間を費やした。

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comments

「きりぎりすぴ〜く35〜37」拝見いたしました。
きりまゆちゃんご家族の心中はいかばかりかと。。。

ご尊父様が仏様やお地蔵様におすがりになるお心には深く打たれました。

ご介護はやはり女性に負担が掛かる昨今でございますので、ご母堂様・きりまゆちゃんのご健康も心配いたしております。
(このような事しか申せなくてごめんなさい)

  • めーじむら
  • 2013/10/12 5:23 PM
   
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