町流しの基本隊列、自支部の場合。
警備役員 −−−−踊り手の列−−−− 警備役員
←進行方向 役員or総代 三味線 胡弓 唄 囃子 太鼓 役員
警備役員 −−−−踊り手の列−−−− 警備役員
きりまゆんは流し中、隊列中央の前方に出てしまうのは、せっかち
だからでもなく、もちろん目立ちたいからでもない。
その理由を打ち明けると、まず胡弓の音は強い、音が強い胡弓に唄
がつられてしまう、胡弓につられるとテンポが狂う、テンポが狂う
と踊りとズレて音も乱れてしまう、胡弓より前方に出れば三味線の
音が聴こえて、三味線に合せてテンポを保てる、また三味線(たて)
にも聴こえる位置で唄えば上句と下句を認識してもらえる。
隊列を乱しているように見えて実は、流しを乱さないためである。
まぁ、後方で唄えるのは熟練かつ声量がある唄い手だろうな〜。