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きりぎりすぴ〜く 36

きりきり父さんの施設入所を決意したものの、後ろめたい気持ちが
とても大きく圧し掛かった。

きりまゆんが生まれる前の話なので、真相も経緯も不明だけれど、
きりきり父さんは口減らしのため、きりきり義祖母ちゃんの養子に
出したと聞かされた時には、残酷な表現に憤りを感じた。
そのせいか、きりきりI叔父さん以外、父方の親族とは疎遠ぎみ。

きりきり母さんときりきり兄さん1号に、胸の内を打ち明けた。
きりきり父さんは、肉親の愛情に恵まれなかったのに、今度は子供
とも暮らせなくなるのは、哀れなんじゃないかと。

きりきり兄さん1号も胸の内をおしえてくれた。
自分には介護に自信がない。感情を抑えきれず父さんに手を上げて
しまうんじゃないかと恐ろしい。父さんの病は自分でどうこうして
なったんじゃない。情と病は、割り切ろうと。

そして、梅さん、eiさん、めーじむらさん、tora003さんからも、
背中を押してくれるようなコメントをいただき、胸の痞えがとれて
たくさん泣いて、気持ちが落ち着いた。
きりきり父さんの唄を望む方が、たくさんいてくださる。
それで充分きりきり父さんは、恵まれている。

きりぎりすぴ〜く 35

きりきり父さんは、アルツハイマー型認知症。
老衰から、膝を痛がったり腕が上がらなかったりしているけれど、
入浴以外は自立行動できるため、現在は要介護2。
デイサービスは月曜と木曜の週二回、今年4月からショートステイ
を二週に一度、一泊二日で利用している。

昨年と比べても、前回記したとおり症状は進行してきた。
今年の風の盆前から、施設入所を考え始め、ケアマネにも相談。
傍にいる時間が一番長いきりきり母さんを思えば、きりきり兄さん
1号も2号も反対せず、了承してくれた。

ケアマネは利用しているショートステイ先なら申請できると云って
くれたけど、それでもすぐに入所できる訳でもない。来年4月から
特養入所の条件が要介護3以上に改定されるカモしれないので、次
の審査で要介護3の認定をしてもらえればよいのだけれど・・・。

経済面についても、きりまゆんは両親を扶養申告していないので、
介護サービス利用料や介護保険料の負担軽減に、きりまゆんと両親
を世帯分離する提案を受けた。ちゃんと理解するため、近いうちに
行政センターへ行く予定でいる。

そして主治医にも昨日、きりきり父さんの近状の様子と家族の意向
を伝えて、きりきり父さんの頭部をCT検査してもらった。
専門的なコトは解らなくて、具体的な表現ができないけれど、前回
のCT写真と比較しても、脳の萎縮は進行していた。

きりぎりすぴ〜く 34

余情いっぷく。

季節の変わり目は、きりきり父さんの症状を明らかに進行させた。
例えば、夕食後。次に何をしたらよいのか、解らなくなるようで、
もう寝るだけだと応えても、本当に寝るだけなのかと疑う。

ひどい症状の時には、あるコトが解らなくなって、おしえてほしい
と何度も懇願して、それに応えても頑なに受け入れてくれない。
例えば、着替えたいのに服がないと云い出して巣内をウロウロ。
父さんの服は父さんの部屋にしかないのに、「ない」と言い張る。
やがて、探そうともしないのに「何処に隠したんだ」と腹を立てる。
父さんの服が並ぶ収納棚を目にしても、「違う」と云って認めない。
なんとか袖を通して落ち着くまで、かなりの時間を費やす。

ついには、きりまゆんにも力づくて訴えてくるようになった。
平手打ちを喰らった時は、痛いよりもショックだった。
正気な時でも叩かれるなんて、なかったから。

きりきり父さんが、きりきり父さんじゃなくなっていく。

そして今日、きりまゆんは土曜出勤だったが、病院へ連れて行って
ほしい、救急車を呼んでほしいと騒いでいると連絡を受けて、外出
していたきりきり義姉さんにお願いして、きりきり父さんを病院へ
連れて行ってもらって、結局は大事なかったんだけど、きりまゆん
が帰巣後も、きりきり父さんは不調を訴えて、病院へ連れて行って
ほしいとせがみ続けて、巣内へ入ろうとせず、軒先でウロウロ。
月見イベントどころじゃなくて。
せっかく訪ねて来てくださった京都よりさん、ごめんなさい。

きりきり父さんは、きりきり父さんじゃなくなってきた。

きりぎりすぴ〜く 33

・・・打ち明けてよいものか悩んだけれど。
たぶんね。暑さで感情のコントロールができなくなったんだと思う
んだけどね。とうとう、きりきり父さん。
きりきり母さんを痛めつけちゃった。
きりまゆんがいない時だったので、詳細は解らないんだけど、腕を
捻られたらしく、赤く腫れ上がっちゃってた。
大工だったから力任せに捻られたら、さぞ痛かっただろう。
きりきり母さんの腕は思う様に動かせなくなった様子。
かと云って責められる相手でもないので、ただ目を離さずにできる
限り見守るしかできなくて、またまた更新が疎かになって、ご心配
かけちゃった。でも、おかげ様で今のところ、それっきりだから、
やっぱり暑さが原因だったと思いたい。

きりぎりすぴ〜く 32

もうひとつの苦闘は、きりきり父さんの腹減った騒動。
もともと大食漢だったけども、今ではなかなか満腹感が得られない
ようで、食べても食べても、腹減った、まだ足りん。

   ※地元語のまま会話を表記。
    父=きりきり父さん ま=きりまゆん

ま:「父さんっ!おかわり四膳目だよ」
父:「なんだちゃ、初めておかわりするがだちゃ」
ま:「初めてのおかわりなら、云わんちゃよ」
父:「な〜んだちゃ、なら、なんでこんなに腹減っとんがよ」

食べ過ぎもよくないから止めると、きりきり父さんは腹を立てる。
しかも、その物言いが、とても不快にさせられる。

父:「なら、オワに食べるな云うかが? オワ死ねばいいがか?」
ま:「働いとるもんが食べんとでもその分あげとんがに、食っちゃ寝
  しとる父さんは食べとんがっぜ? 何とも思わんがんけ?」
父:「別に何とも」
ま:「!!・・・一食くらい食べんでも、死なんっ!」

お互い空腹なので、見苦しくて恥ずかしいが、こんな苦闘の日々。
・・・睡眠不足と摂食不足だけども、夏を乗り過ごせるかなぁ〜。

きりぎりすぴ〜く 31

きりきり父さんが通っている病院は合計3ヶ所。
各病院の診療科は泌尿器科と内科と精神科。

もともと、膀胱ガンで診療を受けた中央病院泌尿器科だけだったが
そこで高血圧症も診断された。でも内科は泌尿器科より受診頻度が
多いので、自巣近くの病院内科で受診する許可を得た。
その後に認知症状が表れ、別の専用病院での受診が増えた。

病院をひとまとめにしたいが、地元の総合病院は何かと不便。
各科の診療日時が決まっていて、それに合せて付き添い通院すると
きりまゆんはまともに勤務できなくるのも、不便のひとつ。

そして今は、きりきり父さんの頻回なトイレ通いに苦闘している。
酷い時は10分に2・3回、トイレと洗面所を往復している。
洗面所では手洗いだけではなく、その度に洗顔と入歯洗浄をして、
電気の消し忘れ、水道蛇口のしめ忘れもあって、きりきり母さんと
きりまゆんは、自分の部屋ではなく、トイレに近い居間で、就寝を
している状態で。また小さい巣ながらトイレは男女別に設けてある
のでトラブルはあまりないけども、洗面所は占領されると出勤仕度
に影響がきて、非常に困惑している。

ガン症状ではないけれど、定期検診ではない6月に泌尿器科で受診
を受けると、月一で通院しなければならなくなったので、定期健診
以外は自巣近くの泌尿器科の受診許可を得て、紹介状をもらえた。
そこはカミシン町にある診療所で、泌尿器科だけでなく内科も受診
できるため、通院先の数は合計では減ってないけれど、月一の通院
は2ヶ所になったので、非常に楽になった。

きりぎりすぴ〜く 30

※地元語のまま会話を表記。
 父=きりきり父さん 母=きりきり母さん  ま=きりまゆん

社会福祉センターに行った後は、デイサービス先を参観してきた。
利用して半年以上経過しているのに、参観は初めて。
参観していないくせに、デイサービス先をとやかく云えない。

調度きりきり父さんは入浴を終えたところだった。
顔を見たら一緒に帰りたがるのでは、という懸念も取り越し苦労。

父:「おっ。見かけん顔がおる」

屋外と屋内を移動する度に、そう云っていた。

デイサービス先の雰囲気は和やかで、スタッフの方達も好印象。
利用者は、きりきり父さんより頑固そうに見える男性もいたけど、
女性は愛想がよく、みなさんからニコニコ話しかけられた。
昼食をとるところで、きりきり母さんときりまゆんは退散した。

きりきり父さんはデイサービス先から帰ってくると、開口一番。

父:「腹減った、何か食わせてくれ」
母:「持ってったパンも食べてきとるぜ」

デイサービス先の昼食だけでは足りないため、きりきり父さんには
着替えの他にパンやオニギリを持参させている。

父:「な〜ん。食べとらん。連絡帳はウソ書いてある。
  風呂も入ってないし、ご飯もあたらん。もう行かん」
ま:「・・・今日、見に行ったけど、ウソじゃなかったぜ」
母:「デイサービス先で、顔合せたねかいね」
父:「・・・そうだったか?」
ま:「風呂の後に屋外でみんなと合唱して、それから体操した後に
  お昼あたっとったねか」
父:「そりゃ、たまたま運が良かっただけだわ」

運がよかったって何が?何が運良かったの?云わんとしたいコトが
解るような解らないような、ちんぷんかんぷんな言い訳だ。

ま:「・・・とにかく、ウソじゃないねか」
父:「じゃ、オワどうすりゃ、いいがよ。腹減って、どうもできん」

そう云って、自巣の中や外をウロウロしだした。

母:「腹減った云われても、直ぐに、ご飯ちゃ、できんちゃよ!
  待てられま。我慢しられよ」
父:「我慢できん」
ま:「我慢もどうもできんがなら、なんでウロウロできるがけ!
  もう、これ食べられよ。これで、あたしゃは明日昼抜きじゃ」

仕方ないので嫌味を云いながら(笑)、翌日の昼食用として購入した
きりまゆんの弁当を差し出した。

きりぎりすぴ〜く 29

きりきり父さんは足がむくんできた。
主治医の勧めで、一緒に散歩へ出かけるようにした。
が、先月行われた自支部歩こう会でもきりきり母さんが
手を引かないと前へ進んでくれない、きりきり父さん。
それでも完歩したのでよかったけれど、今後を考えた。
途中で動けなくなったら、きりまゆんときりきり母さん
では、きりきり父さんの身体を支えられない。

2013歩こう会

だから、ケアマネに車椅子を借りれるか相談してみた。
レンタル料は低額だったけど、まずは試しで、社会福祉
センターの無料貸出サービスを利用するとした。きっと
縁はないだろうと思っていた、地元社会福祉センター。
町民ひろばの傍にあるので、自巣からも近い。
乗る時や動かす時の注意を受け、車椅子を借りられた。
車椅子のタイヤはパンクしないなんて、云われれば尤も
なんだけど考えもしなかった。
・・・まだまだ世間が狭いな、きりまゆん。
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